鉄瓶で沸かした「白湯」を飲む習慣|つくり方とその効果

健康や美容にいい効果があるという「白湯さゆ」。気になっている人も多いのではないでしょうか。私はずっと気になりながらも、つくる手間が面倒だと思ってなかなかはじめられなかったのですよね。

ところがなんとなく身体の不調を感じていた1年半ほど前に白湯を飲みはじめてみたところ、そのいい効果を実感し、現在でも続けています。

この記事では、白湯の作り方やその効果についてと、白湯をつくっている鉄瓶についてもあわせて紹介します。

目次

白湯とは

白湯」とは、水を一度沸騰させた後に、50度くらいまで冷ましたお湯のこと。

一般的には40度以上にあたためたものを「お湯」と呼び、その中でも一度沸騰させたもののことを「白湯」と呼びます。

水道水の場合は、沸騰させることで残留塩素などの不純物を除去することができます。ペットボトルやウォーターサーバーなどのメーカーのホームページによると、不純物が取り除かれた水を使う場合には、必ずしも沸騰させる必要はないようです。

白湯を飲むことで感じている効果

白湯を飲むことで身体がじんわりとゆっくり温まり、すっきりとするような感じがしています。

本を読んだりしていろいろ調べてみると、白湯を飲むと内臓があたためられ、全身の血行がよくなる効果があるそうなので、そのおかげなのだろうと思っています。

その他に私が具体的に感じているのは、冬場の冷え性が改善したことと、むくみが少なくなったこと。これも血行がよくなったことのあらわれだと感じています。

劇的に何かが改善するということではなく、少しずつ体調が整うといった感覚です。

白湯のつくり方

少し時間がかかりますが、つくり方は簡単です。

  1. やかんや鉄瓶に水を入れる
    (私は鉄瓶を使っています)
  2. フタをして加熱
    やかんの場合は強火でOK。鉄瓶を使う場合は弱火~中火程度で。
    (商品の説明を確認しましょう) 
  3. 沸騰したらフタをとる
  4. 大きな泡が立つ状態を保つくらいの火の強さに調整して、10分~15分ほど沸かし続ける
  5. 40~50度になるまでさます

白湯の飲み方

白湯を飲むタイミングは、「朝起きた時」がおすすめです。

朝起きて目覚めに、コップ1杯の白湯を10分ほどかけてゆっくりと飲むのが理想的。胃腸が温まり身体の目覚めがよくなります。

その他、日中や就寝前に飲むのもいいのですが、たくさん飲みすぎもよくないので、1日に飲む量は700~800ml(コップ5~6杯)以内までにしておくのがいいようです。

私は朝コップ1杯の白湯を飲み、残りは保温できる水筒に入れて、日中に何回かに分けて飲んでいます。荷物が多くて水筒を持ち歩けない時はあきらめます(笑)。

就寝前も試してみたのですが、私は夜中にトイレに行きたくなりやすかったので、夜は飲んでいません。個人差があるようなので、いろいろと試してみるのがよさそうですね。

鉄瓶で白湯をつくる

白湯をつくるためにお湯を沸かすのにはふつうのやかんでも十分なのですが、せっかくなら鉄瓶を使うことで少しでも鉄分補給ができればさらにうれしいと思い、鉄瓶を使うことにしました。

だいぶ前にデザインが気に入って購入したものの、何度か使ってからその後はずっとしまったままになっていた鉄瓶があったのです。

鉄瓶の効果

鉄瓶を使って水を沸かすと、鉄瓶から溶け出した鉄分によって水の味がまろやかになります。これは水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが鉄瓶の内側に付着することで軟水化するので、飲みやすくなると言われています。

私も最初やかんでお湯を沸かしていた頃よりも、鉄瓶で沸かした方がまろやかで飲みやすいと感じています。

また鉄瓶で沸かしたお湯には鉄分が含まれているので、鉄分の補給を助けてくれるのもうれしいところ。私はどちらかというと貧血ぎみなので、少しでも効果があればいいなという気持ちです。

ただし内部がサビ防止のためにホーローなどで加工されているものは鉄分が溶け出さないので、鉄分補給をしたい場合は、加工について確認してから選んでみてください。

鉄瓶の使い方 注意点

使い方で注意する点は、使用後は内部を濡れたままにせず、乾燥させること。

お湯が沸いたら他の容器に移し、蓋を開けて余熱で水分を飛ばします。乾かない場合は、弱火で10~20秒くらい空焚きして乾かします。

また鉄瓶の内部は錆びない処理がされているので、洗剤をつけて洗ったり、ブラシでこすったりして内部を傷つけないようにしましょう。

おすすめの鉄瓶 3選

私が現在使っているものを含め、おすすめの鉄瓶を3つご紹介します。

私はこれを使っています

池永鉄工 南部鉄瓶「tetu」

私が使っているのは南部鉄器の鉄瓶「tetu」。家具デザイナーの小泉誠さんがデザインされたものです。

いわゆる南部鉄器の鉄瓶のイメージである和風のものではなく、一般のキッチンで使っても違和感のないシンプルで素敵なデザイン。私が持っているのは以前の古いもので、現在は木の取っ手部分の形状が変更になり、丸いカタチになっています。

下記の写真が現在販売されているデザインのものです。

出典:楽天市場

サイズ約直径16.5cm×高さ15cm
容量(満水)約1リットル
重量約2kg
IH対応
南部鉄瓶 池永鉄工「tetu」

内部はコーティングされていないので、鉄分がしっかりと溶け出し、口先も注ぎやすくつくられていて使いやすいです。木の取っ手部分を引っかけてフタを乾かすこともできます。ツル(取っ手)は倒すことができます。

もうひとつこの鉄瓶の使いやすいポイントは、底が広がった安定した形状であるところ。

IHで使う場合はあまり問題になりませんが、ガスコンロで使う場合は底が狭くなっている形状のものだと火にかけたときに安定しにくいので、底が広くなっているものを選ぶ方が使いやすいです。

重さは約2kgあり、ここに水を入れるので、普通のやかんに比べるとやはり重さは感じます。私は普通に使えていますが、重さが気になる方には、もう少し小さいものを選ぶのがおすすめです。

岩鋳 南部鉄瓶「ケトルバウム」

出典:楽天市場

スクロールできます
サイズ幅19.5cm×奥行15cm×高さ18.5cm
容量(満水)1.1リットル
重量1.9kg
IH対応
メーカー岩鋳(HP)、オンラインショップ
南部鉄瓶 岩鋳「ケトルバウム」

「岩鋳」は明治35年創業の南部鉄器のメーカー。鉄瓶だけではなく、急須やフライパン、ごはん鍋など一般の料理に使う調理道具も多く手掛けています。

どれも伝統の技を生かしながらも、現代の生活の中で使いやすいデザインや色のものが多いです。ツル(取っ手)は倒せません。

壱鋳堂 南部鉄器 鉄瓶「刷毛目」

出典:楽天市場 (写真は中サイズのもの)

スクロールできます
サイズ
(幅×奥行×高さ)
15cm×13cm×17cm18cm×15cm×20cm19cm×17cm×22cm
容量(満水)0.6リットル1リットル1.3リットル
重量1.2kg1.8kg2.1kg
IH対応不可
メーカー壱鋳堂
壱鋳堂 南部鉄瓶「刷毛目」

壱鋳堂は2009年に誕生した日本工芸品の新しいブランド。蓋と本体には刷毛で描いたような模様があり、モダンでデザイン性の高い鉄瓶です。ツル(取っ手)は倒すことができます。

サイズが3種類あるので、使い勝手や好みにあわせて選べるのがうれしいところ。

鉄瓶の重さが気になる方は、容量は少なくなりますがこの小さいサイズであれば1.2kgなので、使いやすいことと思います。

ただしいちばん小さいものはIHでは使えないのでご注意を。

今回紹介している鉄瓶の中では、いちばん価格が抑えられています。

白湯を飲むようになったきっかけ

私が白湯を飲むようになったきっかけは、40代後半になってなんとなく身体の調子がよくないと感じ始めていた時に読んだ「朝の一杯 白湯を飲むだけ健康法」という本です。

白湯についてはそれまでにもネットや雑誌で目にして気になっていたので、この本を読んでみました。白湯の飲み方や、どんな効果があるかなどが詳しく解説されています。

それまでは朝起きてすぐに冷たい水を飲んでいたので、おそらく内臓を冷やしてしまっていたのだと思います。

まとめ

身体を内側からあたためてくれる白湯。私は白湯をつくる時には、浄水を5分ほど鉄瓶で沸騰させたものを、50度くらいにさまして飲んでいます。

健康のために頑張って続けるというよりは、この白湯を飲んでちょっとゆっくりと時間を過ごす感じ。

身体だけではなく心を整えて1日をスタートすることを心地よく感じているので、これからも続けていこうと思っています。

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