野菜スープでからだの調子を整える|ファイトケミカルのパワー

今年51歳になった私。何年か前から、以前よりも体力が落ちて疲れやすかったり、風邪をひきやすくなったりと体調の変化を感じていました。

健康診断や検診では特に問題になるところがないので、年齢的に更年期とかもあって、体調がよくないのはしょうがないのかなーなんて、ちょっとあきらめていたのですよね。

そして。

それからしばらくして、癌が判明した母との同居が昨年からスタート。母のためにも少しでも身体にいい食事をつくりたいと考えていた頃、雑誌で野菜スープが免疫アップに効果的という記事を見つけて、野菜スープづくりをはじめまし

ある日の朝食。野菜スープも多めに。

毎朝野菜スープを飲む生活を始めて、現在1年半ほどが過ぎました。母のためにと思って始めた野菜スープづくりでしたが、うれしいことに私にも効果あり。以前と比べると疲れにくくなり、風邪をひかなくなりました

野菜スープ以外にもいろいろなことに取り組んでいるので、このスープの直接的な効果を証明することはできませんけれども、免疫をアップさせて体調を整える効果はあると感じています。

この記事では、野菜スープの効果とおすすめの野菜スープのつくり方をご紹介します。

目次

活性酸素を撃退する「最強の野菜スープ」

数年前、食事の改善を考えていた頃、1冊の本に出合いました。それが熊本大名誉教授・前田浩さんの著書「最強の野菜スープ」です。

野菜スープで体内に抗酸化物質を取り込む

前田さんの専門は抗がん剤の研究・開発。抗がん剤の開発を続ければ続けるほど、がん予防の重要性を痛感したそうで、この野菜スープを提唱されました。

がんをはじめ、ほとんどの病気や老化に密接にかかわっているのが、猛毒の「活性酸素」です。活性酸素とは、通常の酸素が変質したもので、激しく活性化し、他の物質を攻撃します。
 
活性酸素は、紫外線、放射線、化学物質、呼吸で取り入れた酸素やタバコ、食品添加物など、あらゆるものから発生して、細胞や遺伝子を攻撃します。
  
しかし、活性酸素を抑える方法はあります。それは野菜を食べることです。


野菜には、活性酸素を消去する物質が多量に含まれています。これを「抗酸化物質」といいます。野菜は抗酸化物質の宝庫です。

野菜をたっぷり食べ、体内に抗酸化物質を取り込んでおけば、活性酸素を撃退し、がんを予防することができます。

前田浩著 [最強の野菜スープ」より引用

この野菜をたっぷり食べる方法として、野菜スープが適しているということで、この本には効果や作り方などが紹介されています。

私はそれまで野菜というと主にサラダを食べていました。しかしサラダではあまり量を多く食べられないことと、ドレッシングやマヨネーズも多く採ってしまうので、身体にはあまりよくないなぁと思っていたのですよね。

そんな時にこの本を読み、スープなら体にやさしいし続けやすそうだと感じ、始めてみることにしました。

最強の野菜スープ」は何冊かシリーズで出ていますが、これから読む方は下記の新しい本を読むのがおすすめです。

現在この本はアマゾンの電子書籍読み放題「Kindle Unlimited」で読むことができます。

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ファイトケミカルとは

前田さんのこの本によると、野菜に含まれる抗酸化物質にはさまざまな種類があり、その代表格が「ファイトケミカル」。

ファイトケミカル」は、植物が紫外線や害虫などから、自らを防衛するために作り出す物質の総称で、植物の色素や香り、苦みを構成している成分のことです。

ファイトケミカルは活性酸素を消去したり、がん細胞の成長・増殖を抑える、免疫力を強化するなどの効果があるそう。

そして驚いたのは、生の野菜をそのまま食べても、ファイトケミカルはわすかしか吸収することができないということ。ファイトケミカルの多くは野菜の細胞の中にあり、頑丈な細胞壁に包まれていて、生のままではその細胞壁は壊れず、有効成分が体に吸収されないのです。

ところが野菜を加熱することによって細胞壁が壊れ、ファイトケミカルがスープに溶け出すので、野菜スープは野菜の有効成分を吸収するのにとても適しているそうです。

「最強の野菜スープ」のつくり方

最強の野菜スープ」のつくり方はとっても簡単。野菜を切って、鍋に入れて煮込むだけです。

最強の野菜スープのつくり方
  • 季節の野菜4~6種類を用意する。
    (玉ねぎ、ニンジン、キャベツ、カボチャ、セロリ、トマトなど)
  • 野菜をひと口大にカット。キャベツやセロリはザク切りにする。
  • カットした野菜と水を鍋に入れ、フタをして火にかける。
    野菜と水の分量は1対3が目安。好みで調整)
  • 沸騰する直前に火を弱めて約30分程度、野菜が柔らかくなるまで煮る。

その季節の旬の野菜を中心に、玉ねぎ、ニンジン、キャベツ、大根などを選びます。私的にはカボチャの甘みがあることでスープがとってもおいしくなると思っているので、カボチャは必須です。

私はバーミキュラの鋳物ホーロー鍋22㎝サイズを使って、まとめて多めにつくっています。

カボチャは他の野菜よりも早く火が通って柔らかくなりすぎてしまうので、最初から入れずに途中からいれることをおすすめします。

野菜の皮には栄養が多く含まれているので、ニンジンやカボチャは皮のままの方がいいそう。

また、本では特に味付けをしないことをすすめていますが、私はそれでは少し物足りなかったので、「野菜・鶏のだしパック」と塩を少し入れています。

上の写真はある日の朝食のスープ。玉ねぎ、大根、ニンジン、カボチャ、ジャガイモを入れました。

多めにつくっておけば冷蔵庫で数日保管できますので、毎日つくらなくても大丈夫。あたため直して毎朝飲むことが習慣になりました。

まとめ

野菜スープ生活をはじめて1年半。スープは薬ではないので急に劇的な変化が起こるわけではありませんが、続けていると少しずつ身体の調子がよくなっているように感じます。

飽きないように時々は味付けを変えたり、入れる野菜に変化をつけりして、楽しく続けられるようにと考えています。手軽にはじめられる健康法なので、興味がある方はぜひ。

上記の前田浩さんの本以外にも、野菜スープについての本は多くあります。

髙橋弘さんの著書「免疫力アップ!いのちの野菜スープ」でも同様に、野菜スープの効果が紹介されています。こちらの本も「Kindle Unlimited」で読み放題です。

ご興味ありましたらぜひ。

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