最近新しいパソコンのソフトを使いはじめました。年齢のせいにしたくはないけれど、新しいことを覚えるのが、若い頃よりも大変だと感じることが多くなってきています。
まずひとつのことを理解するスピードが遅くなったし、覚えたことも次の日には忘れてしまったり・・・。
年齢だけではなくて、手軽に使えるアプリやSNSに慣れてしまったことが原因かもしれませんが、ひとつずつ操作を試して、覚えて、繰り返し練習するということが、ちょっとつらく感じることもありました。
新しいことを覚える時に、なぜつらくなってしまうのか
そこで、なんでつらく感じるのかを考えてみたところ、3つの理由が思い浮かびました。
新しいことの覚え方
つらくなってしまう理由のひとつは、言葉や内容が知らないことばかりで、拒絶反応が起きてしまうことでした。これの原因は分厚い解説本を、最初から全部読んで始めようとしていたから。
よく考えたら、まずは自分が使いたい部分からはじめてみればいいので、もっとダイジェスト版のような解説を見て参考にすればよかったのですよね。
ということで、youtubeで検索していくつか解説動画をみたところ、ものすごくわかりやすい動画を発見。内容は密度濃く40分くらいにまとめられていて、見ながらやってみたら、ひと通り使えるようになりました。
無料でこんな動画が見れるなんて、今ってホントいい時代です。昭和世代の私は、未だに新しいことを勉強する時には本とかテキストベースのものを探してしまうのですが、新しいこともまずは試してみて、よければ取り入れることが大切。
このあたりは、何でも新しいものがいいわけでもないので、見極めとバランスを考えながらですね。
集中できない環境
つらくなってしまう2つ目の理由は、集中できない環境だったこと。
具体的にいうと、これまではパソコンのモニターはひとつで作業していましたが、2画面使うことにしました。事務所では机が広いので、デスクトップのモニターを2つ接続してデュアルモニターに。家ではタブレットを使って作業しています。
以前も2画面接続していましたが、引っ越しした際にモニターをひとつ片付けてしまってからは、なかなか面倒で1画面のままだったんですよね。画面を大きくしたので1画面でも使えていましたが、やっぱり2画面だと作業が更に早くなりました。
そして目が見えにくいことも集中できない理由でした。
なかなかまだ老化を認めたくない気持ちがありますが、最も感じるのが目が見えにくくなったこと。はい、老眼です。
特に新たに使っているソフトは、全体の画面が黒色で、選択している項目の文字は白色、それ以外の選択肢はグレー色なんです。黒色背景にグレー文字は本当に見えにくい。
きっと若い人は、黒色背景にグレー文字でもはっきりと見えるのだと思いますが、これが今の私には本当に見えにくいのです。これがかなりつらくて、すぐにやめたくなって集中力が途切れてしまう・・・。
軽い老眼は少し前からあったのに、なぜ最近までパソコン作業でそれを感じていなかったかというと、昔からずっと使っているCADソフト(図面を描くソフト)は白色背景に黒文字ですし、エクセルやワードなども白色か極薄いグレー背景に黒色か濃いグレーなので、よく見えていて特に不便は感じていませんでした。
これまで全然意識してなかったけれど、あらためてそういった視点でずっと利用しているソフトを見てみると、使いやすいような配慮がたくさんされていることに気が付きます。
でもだからといって、これで見えにくいソフトを使うことをあきらめるわけにはいきません。使いたいなら、自分がそれにあわせるしかない。
これに対しては、新しく眼鏡を作りました。これまでよりも見えやすくなったことで、作業への抵抗が少なくなりました。
最初から完璧を求めてしまう
つらくなってしまう3つめの理由は、最初から完璧を求めてしまうこと。
使いこなしている人のことを見て、自分もすぐにそれができるような気になってしまうのに、実際は全くできない・・・。
まったくの初心者からのスタートなのに、そのできない自分を受け入れられないから、つらくなってしまうのだと思います。
これに対しては、もうできないことを受け入れて、今できることに目を向けるしかないと、最近は思えるようになってきました。
最初からできるはずがないのはあたり前のはずなのに、簡単そうにやっている人をみて、自分もできると錯覚してたのかもしれません。その人もたくさん努力して、そして今があるのかもしれないのに。
少しずつ繰り返し練習していくしかないですね。今できることに目を向けて、昨日よりもできることが増えた自分を褒めていくのが、楽しく継続していく方法だと思ってやっていこうと思います。