【栗駒山】一面に広がる秋の絶景を満喫！紅葉の日帰り登山

いい天気に恵まれた10月初めの週末。山ではそろそろ紅葉がはじまっているということで、ずっと行ってみたかった栗駒山に行ってきました。

栗駒山は岩手県、秋田県、宮城県にまたがる標高1626ｍの山で、日帰りで登頂ができるコースもあるので、東京からでも訪れやすい山です。長く歩けるコースや温泉もあるので、宿泊してゆっくりするのもいいですね。

紅葉のいちばんいい季節ですのでかなり多くの人で混雑していましたが、それでも行ってよかったと思える最高の眺めが広がっていて大満足の山旅でした。

車でアクセスする方は、2024年は9月27日(金)17：00から10月20(日)17：00日まで、マイカーの乗り入れ規制が行われていますのでご注意ください。「いこいの村栗駒跡地臨時駐車場」から登山口である「いわかがみ平」まではシャトルバスが午前6時から運行し、「いわかがみ平」を午後3時発が最終便。協力金500円です。

私は新幹線とバスを乗り継いでアクセスしました。(詳しくは文中に記載しています)

栗駒山のポイント

登山の記録【栗駒山】

実際に私がこのコースを歩いた時の様子をレポートします。早朝に東京を出発して、夜8時頃に東京に戻ってくる日帰り登山です。

アクセス：東京駅～くりこま高原駅～いわかがみ平(登山口)

私は基本的には電車やバスなどの公共交通機関を使って登山口までアクセスしていますので、今回も同様です。

紅葉のこの季節に栗駒山に行くには、「JRくりこま高原駅」から登山口である「いわかがみ平」まで、期間限定の特別バスが運行されています。

2024年は9月21日(土)から10月20日(日)までの土日祝日の合計12日間のみの運行で、予約は不要です。JRくりこま高原駅を9：25発、いわかがみ平に10：35到着予定のバスがあります。

2024年　栗駒山　期間限定特別運行バス「紅葉号」

上記のバスに乗る予定で、7：16東京駅発、9：12くりこま高原駅着の新幹線はやぶさ101号に乗車しました。紅葉のベストシーズンの日曜日ですので、ほとんどの席が埋まっていました。

予定通りの9：12に新幹線は到着。多くの人が「くりこま高原駅」で降りてバス停を目指します。駅のすぐ前がバスのロータリーになっています。

上の写真ようにかなりの台数のバスがスタンバイされていて、全員が座ってバスに乗れるように人数を数えながら誘導してくださっていました。1時間以上バスに乗るので、座れるのはありがたいですね。この日はおそらく全部で8台くらいのバスでした。すごい人数ですねー。

バスは予約不要で、降りる時に料金1600円を支払います。小銭を用意しておくとスムーズです。（ICカードの利用や5千円札、1万円札の両替はできません）

予定時刻よりも少し遅れて、11時少し前くらいに「いわかがみ平」に到着。その他にもいわかがみ平には観光バスや駐車場からのシャトルバスからの方もたくさんいて、かなりの混雑具合でした。

バスを降りてすぐのところにあるトイレ(上の２枚目の写真の左側)には長い列ができていましたが、登山口の手前にあるレストハウス(休憩所)の中にもトレイはあります。

新幹線からバスの乗り換えは、全員座ってバスに乗れるので急がなくてもいいのですが、早いバスに乗った人から早く降車できるので、早いバスに乗る方がここでのトイレ待ち混雑を回避することができそうです。

登り：いわかがみ平～栗駒山山頂 (中央コース)

いわかがみ平から栗駒山へは「中央コース」と「東栗駒コース」があります。

時間に余裕があれば両方のコースを歩けるように周回(登り：中央コース、下り：東栗駒コース)したいと思っていました。

バスの到着が少し遅れたこともあり、いわかがみ平を出発して歩き始めたのが11：20頃。帰りのバスは、いわかがみ平を15：05発なので、使える時間は約3時間30分。写真を撮ったり、休憩や食事の時間の余裕も考えて、今回は中央コースを往復することにしました。

中央コースは安全に道が整えられたコースです。両側に続く木々の間に人がすれ違えるくらいの幅の石の道が続きます。この日は天気がとてもよく、この道の途中でもすでに紅葉している木もあり、この時点からすでにワクワクします。

途中では山の紅葉しているところがチラリと見える場所もあり、テンションが上がります。人は多かったですが、渋滞して進めないというようなことはなく、譲り合いながらスムーズに進むことができる程度でした。

歩き始めてから約50分。
急に視界が開けて目の前に栗駒山がドーンとあらわれました！かなり紅葉が進んでいて山一面に赤色が広がっています。あー、遠かったけどここに来てよかったーーー。

途中で休憩したり写真を撮ることができる場所もあるので、ここでリュックをおろしてゆっくり休憩しました。どの方向を見ても、遠くの山までよく見えるきれいな景色が広がっていて最高！山頂方向だけではなく、登ってきた道の方を振り返って見下ろしたところも美しい景色です。

登山道が上の写真のようにしっかりと段が整えられていて、登りやすくなっています。上の方は段差が少し大きいところもありますが、危険なところはないので初心者でも安心です。でも転んでいる方も見かけたので、くれぐれも気をつけて！

そして登山口を出発してから約1時間50分後の13：10頃に山頂に到着。山頂付近は道の狭いところもあり、人数もかなり多くて込み合っていたので少し時間がかかりました。

山頂で昼ご飯を食べようと思っていましたが、想像以上に人が多くて落ち着かない感じだったので、少し休憩して写真を撮ってからすぐに下山しました。

山全体に広がる紅葉が圧巻で本当に美しい景色でした。毎年見ている地元の方の話によると、今年の紅葉はあまりきれいじゃないとのことでしたが、初めて見る私にとっては十分すぎるほどにきれいで迫力がありました。

下り：栗駒山山頂～いわかがみ平 (中央コース)

山頂からの帰り道も、登りと同じ中央コースを通って帰りました。途中の景色のいいところで昼食を食べながらぼーっとしたり、ゆったりとした時間を過ごすことができました。登りの時と同じ景色だけどやっぱりきれい。

同じような写真ばかりでどうかと思いますが、きれいすぎて写真を撮りすぎてしまったのでアップしておきます。

帰りの時間を考えて、登りと同じ中央コースを戻ってきました。下りは途中の休憩時間を入れても1時間10分くらいで登山口に到着。かなり時間に余裕を持って帰ってくることができました。

下山後(帰り道)：いわかがみ平～JRくりこま高原駅～JR東京駅

下山後は「いわかがみ平」15：05発のバスに乗って「JRくりこま高原駅」に向かいます。これも行きに乗ったバスと同様に、たくさんのバスを用意して全員が座れるようにしてくださっていました。この日は帰りのバスもおそらく8台くらいだったと思います。

16：30頃に「JRくりこま高原駅」に到着。
ここからは新幹線で東京まで帰ります。私は普通の旅行の際にはあらかじめ列車の切符を予約しておきますが、登山の際には予定通りにならないこともあるので、予約をしないこともあります。

ただ今回のような季節も天気も最高の日には満席になることも多いので、数日前から残りの座席をチェックしていました。前日の段階で「JRくりこま高原」16：58発の新幹線は指定席が残り少なくなっていたので、予約をして発券しておきました。

バスで駅に帰ってきてから駅の表示を見ると、16：58発の新幹線も、その1時間後の新幹線も満席になっていましたので、予約しておいてよかったとほっとしました。

そして予定通り19：00頃に東京駅に到着。そしてここから在来線に乗り継いで家まで帰りました。

終わりに

ずっと訪れてみたかった紅葉の時期の栗駒山に行くことができて、最高の山旅でした。
あー、山ってホントいいですね。

とはいえ、今回は時間が足りなくて「中央コース」の往復だけしかできなかったので、次回は「東栗駒コース」も歩いてみたいと思っています。

JRのおトクなきっぷ「週末パス」を使って栗駒山にお得にアクセス

今回は新幹線を使って「JR東京駅」から「JRくりこま高原駅」まで移動しました。
できるだけお得になるようにと考えて、指定されている期間内の連続する土日祝日の２日間に使用可能な「週末パス」を利用して栗駒山に行ってきました。

「週末パス」は新幹線や特急列車に乗る場合には、別途特急券の購入が必要です。エリア内のいちばん北の端が「くりこま高原駅」なので、栗駒山に行く場合にはこの切符を使うとかなりお得になります。

私の場合は自宅の最寄り駅まで、東京駅から在来線(JR線)に乗り継ぎますので、更にその分もお得でした！

そして今回はあまりにも天気がよかったので、前日にこの切符を使って他の山にも行ってしまいましたので、その分も更に更にお得になりました！

地図：山と高原地図