朝ごはん。最近は食べない方も多いみたいですが、私はしっかり食べる派です。朝ごはんを食べないと元気が出ないので、毎日食べるようにしています。
これまでご飯は東洋ライスの「ロウカット玄米」を食べていました。おいしくてとても好きだったのですが、少し前に値上がりして、これまでよりも高くなってしまったのですよね。4キロで4,050円(2024年10月現在)、8キロで7,300円です。
それなら以前から気になっていた発芽米の方が少し安いこともあって、発芽米を購入してみることにしました。
発芽米ってどんなお米?
「玄米」とは、稲の籾から籾殻だけを取り除いた状態のお米のこと。栄養素が豊富に含まれていますが、給水時間が長く必要なので、かなり早めから準備しなくてはいけないのがちょっとハードルが高い。また食感やにおいが苦手だという声も多いようです。
その玄米のデメリットである長い給水時間がなく、玄米を白米のように食べることができるのが「発芽米」。
「発芽米」とは、玄米を水につけてわずかに発芽させたお米のこと。玄米は発芽することで硬いぬか層がやわらかくなり、玄米とは思えないほどやわらかく炊き上がります。
私はファンケルの発芽米を食べていますが、給水時間は30分でOKです。炊飯器の普通モード(白米モード)で炊けます。
発芽米は、玄米と同じような高い栄養素がありながらも、白米と同じように簡単に炊くことができるといった、両方のいいとこ取りをしたお米。玄米よりも消化吸収がいいのもいいですね。
白米と玄米の栄養成分の比較
(炊飯前100g当り) | 栄養成分(ファンケル) | 発芽玄米(東洋ライス) | ロウカット玄米白米 |
エネルギー | 346kcal | 354kcal | 342kcal |
たんぱく質 | 7.0g | 5.6g | 6.1g |
脂質 | 2.8g | 2.5g | 0.9g |
食物繊維 | 2.5g | 3.5g | 0.5g |
炭水化物 | 75g | 76.2g | 77.6g |
カルシウム | 7.5mg | 6mg | 5mg |
ビタミンE | 0.5~1.5mg | 1.4mg | 0.1mg |
ビタミンB1 | 0.35mg | 0.36mg | 0.08mg |
※白米は日本食品標準成分表(八訂)増補2023年による。ロウカット玄米は東洋ライスのHPより抜粋。発芽玄米はファンケルの製品パッケージ記載内容より抜粋。
ファンケルの「発芽米」と東洋ライスの「ロウカット玄米」、白米の栄養素を比較してみました。
「発芽米」も「ロウカット玄米」もどちらも白米と比べると栄養価が高いことがわかります。特に食物繊維やカルシウム、ビタミンEやビタミンB1が多く含まれています。
また、発芽米には白米の約10倍のGABAが含まれているのもうれしいところ。GABAは体内でつくられるアミノ酸の一つで、ストレスの緩和や疲労感の軽減、睡眠の質の改善に効果があるといわれています。
発芽米を食べてみました
実際に発芽米を食べてみました。
発芽米は、普通の炊飯器で白米同様に炊飯できます。公式の説明では1合につき通常よりも45ml水を多めに入れます。1合炊く場合は200ml+45mlです。個人の好みや炊飯する器具の違いもありますので調整してみてください。
最初は私も炊飯器で炊いていましたが、最近はバーミキュラの鍋で炊いています。私は以前から持っているバーミキュラ鍋を使っていますが、少し前にリニューアルして最新は「オーブンポット2」になっています。
今月新たにひとり分のごはんを炊くのにちょうどいい14cmサイズも追加されました。上記の写真で私が使っているのは、リニューアル前の14cmサイズです。
バーミキュラの鍋での炊き方は、30分以上給水させた発芽米を鍋に入れて、上記の分量の水と塩ひとつまみを入れて、蓋をして中火に掛けます。沸騰してきたら極弱火にして20分ほど炊き、火を止めて13分ほど蒸らします。蒸らし終えたら底から混ぜていただきます。(白米であればもっと短時間で炊けます。)
今のところこんな感じで炊いていますが、毎回少しずつ時間を変えながらベストな炊き方を探しているところです。
味は、どちらも白米と比べると少し濃いというか、少し香ばしい感じ。私は白米よりもおいしく感じています。発芽米は少し甘みがあってもっちりしていて食べやすいように感じます。(このあたりは炊き方や好みもあるかもしれません。)
玄米を炊く時に塩を加えるのは、入れると柔らかく炊きあがりやすくなる効果があるそうで、入れた場合と入れない場合を比べてみると、確かに入れた方が少しふっくらとやわらかくなる感じがします。
私はまず1kgで試してみて、おいしかったのでその後4kgを購入して継続しています。味や食感が苦手な方は、発芽米と白米を混ぜて炊くこともできるので、調整して試してみるのもいいですね。
いくら体によくてもおいしくなければ続かないので、おいしさは大事ですよね。おいしくて炊く手間も白米と変わらないので続けられそうです。