2年前までは、東京でマンション暮らしでしたが、今住んでいる家は田舎の一軒家。小さいながら庭もあります。
そんなにマメに手入れをすることもできないので、大きくなり過ぎた木に手を入れたり、処分しつつ、自分の好きな花を少しずつ増やしているところ。
2年前にこの家に住み始めた頃に植えたのが、アナベルというアジサイ。最近は上の写真のように花が咲き始めてきました。かわいいですね。
一般的なアジサイよりも茎が細いので、雨が降って花がその水を含むと重くなりすぎてしまい、耐えられずに折れてしまうこともあるのです。
かわいそうだったので、昨日は奥に支柱を入れて支えてみました。折れてしまった花は部屋で飾って楽しみます。
この花を植えた2年前は、まだまだ母の体調がよかったので、庭の花が咲くのを楽しんだり、出かけたりもできていました。なので花が咲くとその頃の会話を思い出して、寂しくも懐かしい気持ちになります。
時間が過ぎるのって、あっという間ですね。
こちらは昨年植えたアジサイで、名前は忘れてしまったのですが普通のものではなくて、垂れ下がるようなふわっとした咲き方をします。
冬の間はちょっと寂しい庭でしたが、だんだんと賑やかになってきました。草取りとか肥料や水やりとか、手間はかかるけれども、庭いじりの楽しさがわかってきたところです。
母の病気がわかるまで、私はひとり暮らしをしていて、独身なこともあり、かなり仕事漬けの日々を送ってきました。好きで始めた仕事なので、やりがいはありますし、環境にも恵まれているので、これからも続けていきたいとは思っています。
ただ、今振り返ってみると、これまではあまりにも余裕のない生活をしていた気がします。時間的にも気持ち的にも。
そんな中、母の闘病がはじまった2年ほど前から仕事量をかなり少なくして、家にいながら余裕をもってできるくらいにしていました。
わりと早寝早起きをして、毎日栄養のバランスを気にかけながら食事をつくったり、掃除をしたり、ゆっくりおしゃべりしたり、テレビをみたり。
もちろんその合間に通院したり、入院したりと大変なこともありましたが、日々の生活はとっても健康的な暮らしでした。
お風呂でゆっくり湯船につかったり、晴れの日には洗濯物を外に干したり、天日干ししたフカフカの布団で寝たり、庭の草取りをしたり、花に水をやったり・・・。
今現在は母は他界し、ひとり暮らしをしているわけですが、あまり変わらずそんな日々を過ごしています。特別なことは何もない、本当に普通のことばかりの毎日ですが、そのあたりまえの日常の中にある、穏やかな時間をとっても心地いい。
いろいろ将来の不安とかありますけど、このあたりまえの日常にありがたさを感じています。